マルセル・モイーズ,の名曲,ベストCD,DVDの試聴,視聴,紹介,評判,レビュー,安売り価格,値段,中古価格

絶対聴きたい　評価：

懐かしいフルートの神様。
今は時代が変わってしまいましたが、モイーズ大先生、昔LPレコードでよく聴きました!貴重でしたたけれど、訳有って手放してしまいました。
とても後悔しております。
あの頃の事が、最近無性に懐かしいです。
曲目を見れば、村松さんから出ているマルセル・モイーズ大全集とは別の録音ですね。
再発売を強く望みます!

不世出の名演　評価：

　バッハとモーツァルトについては他の盤でレビューを書いたので繰り返さない。
ここではドビュッシーの「フルート、ハープ、ビオラのためのソナタ」について触れておきたい。
　この曲はほとんどまともな演奏がない。
その理由は明白で、楽器の組み合わせにそれぞれ名プレイーヤーを当てることがむずかしいからである。
この録音のビオラについてはよく知らないが、ハープは全盛期のリリー・ラスキーヌであり、それだけでも名演奏が予感される。
そして、もちろんのことながらその期待を裏切らない名演奏がここで聴かれる。
この曲は楽器間での旋律の交換が演奏の要であり、すぐれたテンポ感覚と鋭い和音感覚が求められる。

発売元のレビュー

チェロのカザルスに比肩されるフルートの伝説的巨匠、マルセル・モイーズの1920年代後半から30年代前半にかけてのSP録音の集大成。
年齢的には38～40歳半ばのもので、サーフェス・ノイズの奥から響いてくる演奏は、なんとも素敵に現代的で無駄のないもの。
（雑誌「CDジャーナル」データベースより）トラックリスト:01歌劇「オルフェトとエウリディーチェ」～精霊の踊り （グルック）02ソナタ ト長調～メヌエットとアレグロ （ヘンデル）03組曲ロ短調～ポロネーズとバディネリ （バッハ）04スケルツェッティーノ （タファネル）05ファンタジー （ユー）063つの小品 （フェルー）07フルーティスト達 （ルーセル）08愛のうぐいす （クープラン／ルイ・フルーリー編曲）09ユモレスク （ドヴォルザーク／クライスラー編曲）10小川のほとり （ヴェッツガー）11動物の謝肉祭～白鳥 （サン=サーンス／タファネル編曲）12ハンガリー田園幻想曲-6／8部分のみ （ドップラー）13カルメン幻想曲 （ボルヌ）14ガンの思い出 （セゲール）15歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」～精霊の踊り （グルック）演奏:マルセル・モイーズ(fl)フランス交響楽団ジョルス・トリュック,ジョセフ・ベンヴェヌティ(p) 他録音:29.～35.

現代には求められない　評価：

　現存するモーツァルトのこれらの演奏の中では最高の名盤でしょう。
とりわけ、全盛期のラスキーヌとの競演、「フルート・ハープの二重協奏曲」の出来が素晴らしい。
　モイーズの魅力はもちろんその芳醇なフルートの音色にあるが、それだけではない。
その音色を最大限に生かす、ロマンティックな曲の解釈にある。
それが最も顕著に現れているのがこの「フルート・ハープ」である。
　モイーズはびっくりするくらいテンポを自由自在に動かしている。
それが不自然な感じを与えないのは、おそらく人間の呼吸のリズムに合っているせいだろう。
フルートを聴いているほうも、モイーズの吹奏のリズムに合わせて呼吸をしているわけだが、そのテンポの動かし方が身体的に実に快適なのだ。

フルートらしい音色　評価：

モイーズの演奏にはフルートの原点があるように思います。
素朴な横笛が持っていた、ほっとするようなあたたかい音色。
フルートらしい華やかな音色。
その二つが見事なほど調和している、それがモイーズの演奏の魅力です。
そのままディスクからダビングされたために残った雑音が残っていますが、それでも聴く価値はあると思います。
＆lt;p＆gt;モイーズの音源自体が今ではとても貴重でしょうし、フルート曲としては名曲ばかりですから。