シュトックハウゼンの名曲作品集の紹介,評判,レビュー,安売り価格,中古価格

内容紹介　

リームの描く死生観をカンブルランが再現 [商品番号:WWE-20297] [DDD] [76'57''] [Import CD] [Col legno] 多作家として知られるヴォルフガング・リーム。
いずれも「死」と「静寂」という精神的縦糸と、十二音技法からさらに厳格なトータル・セリエリズムという理論を横糸に、リームの作品とその師筋にあたる作品を並べています。
リームの最近作「セラフィン=スフィア」(約25分)はカンブルランが振っているのも注目です。
エミリオ・ポマリコ[M-1~6]、シルヴァン・カンブルラン[M-7] (指揮) クラングフォルム・ウィーン 録音:2010年8月/コレーギエン教会 (ザルツブルク音楽祭ライヴ)

カールハインツ・シュトックハウゼンの初期作品（1950年代〜1960年代前半）を収録（SONY、2枚組CD）　評価：

ドイツの現代音楽の作曲家、カールハインツ・シュトックハウゼンの初期作品（1950年代〜1960年代前半）を収録（SONY、2枚組CD）。
「ピアノ曲」I〜IVは点描音楽から群作法に至る過程を示しており、V〜XIは不確定性（計測できない、非合理的な要素）を導入した「可変的形式」または「多元価値的形式」による作品群。
ライヴ・エレクトロニック・ミュージックの2作品、「ミクロフォニーI」（タムタム、2本のマイク、2つのフィルターとポテンショメーターのための）と「ミクロフォニーII」（合唱、ハモンド・オルガン、リング変調器のための）も収録。
タムタム（銅鑼）の音を素材にした「ミクロフォニーI」はライヴ・エレクトロニック・ミュージックの初期の傑作。

Product Description　

The soprano Claudia Böttcher and the pianist Jovita Zähl have worked as a duo since 2008. Their concert programmes focus on music from the 20th and 21st centuries. The present CD 'zeit(t)räume' is dedicated to works by Karlheinz Stockhausen and Luciano Berio. Stockhausen's cycle 'Tierkreis' [Zodiac], originally composed for music boxes, is here presented in a version for soprano and piano. Twelve individually created melodies on texts compiled by Stockhausen himself emphasise the primary qualities of the star signs and connect them with their appropriate seasons, times of day, genders, elements, planets, and stages of growth. Between 1958 and 2002 Berio wrote 14 sequences for various solo instruments. 'Sequenza III', on a text by the Swiss writer Markus Kutter, is the only true vocal composition of the cycle of works in which a wealth of emotional states, which can be expressed by the voice as the natural instrument of [wo]man, is articulated through sounds, syllables and words. The spectrum includes all possible forms of expression from singing and speaking, whispering and shouting, to laughing and crying. Between 1952 and 1961 Stockhausen composed eleven 'Klavierstücke' [Piano Pieces]. His 'Klavierstück IX' shows, as an example, the characteristic principle of his serial thinking to arbitrate gradually as well as organically between pairs of opposites: The composition 'conveys forms of musical time: periodicity and an entire series of gradations in the aperiodicity. Static, monotonous events are transformed into flexible, polytonal ones; they are either placed abruptly next to each other or are mixed in constantly new combinations.'(Stockhausen) Berio s vocal arrangements in 'Quattro canzoni populari' accentuate an important aspect of his musical thinking: the connection to tradition, without neglecting his impulse toward innovation. The special charm which characterises this vocal work grows out of Berio s careful new interpretation of this traditional, historical folk song material.

大変稀少な演奏が優れた演奏で聞ける価値ある１枚！　評価：

松下真一は、その全盛期にドイツのハンブルクに暮らしていたために、これまで６０年代後半から７０年代の作品に照明があてられることはほとんどなかった。
収録作品中の白眉は、当初室内楽版で作曲され、(あまりにも演奏至難であったため）秋山和慶の薦めで後に管弦楽版に編曲された「星達の息吹き」(優秀なステレオ録音)であろう。
極めて精緻なオーケストレーションと煌めくピアノが茫漠と広がる宇宙、星の誕生、星の死のイメージを織り上げ、コーダでは無限に遠ざかっていくビッグバン宇宙が静けさの中に消えてゆく。
日本の管弦楽作品のなかでも傑作に属する作品である。

内容紹介　

”誰かが一回過去にやらなくてはならなかった。
今こうしたものが出てきたのは、日本が苦境に立っているということと関係があると思う。
素晴らしい企画だ。
” 作曲家 諸井誠 ”貴重な遺産は数限りないが、そうした中から振り返るべき意味と価値、魅力と存在感をもつものが順次、CDリリースされていくことになった───” 評論家 諸石幸生 《NHK「現代の音楽」アーカイブシリーズ》は、戦後の日本音楽シーンを代表する邦人作曲家に焦点をあてたCDシリーズです。
収録音源は全て、NHKラジオ番組「現代の音楽」で過去放送された番組のマスターテープから編集・リマスタリングを行い、マスターの再現性においてきわめて評価の高いHQCD(Hi Quality CD)でリリースします。

アーティストについて　

1.カンツォーナ・ダ・ソナーレ第1番 (1960 初演) 竹前聡子(ピアノ), 山口浩一/佐藤英彦/熊谷弘(打楽器), 若杉弘(指揮) 録音:1960年9月12日 朝日講堂「第1回東京現代音楽祭」 ※モノラル 2.ゲシュタルト17 (1970) 伊藤清/関根五郎/牧野守英(トロンボーン),ウルズラ・ホリガー(ハープ) 本荘玲子(ピアノ、オルガン), 山口保宣/有賀誠門/百瀬和紀(打楽器), 山岡重信(指揮) 録音:1970年2月6日 東京文化会館「第4回日独現代音楽祭」 3.ピアノ四重奏のための「結晶」(1968 初演) 三宅榛名(ピアノ),林瑤子(ヴァイオリン),瀬尾麗(ヴィオラ),岩本忠生(チェロ) 録音:1967年7月8日 朝日講堂「日独現代音楽演奏会」 ※モノラル 4.管弦楽のための《星達の息吹き》(1971) 読売日本交響楽団/山岡重信(指揮) 録音:1970年2月13日 虎の門ホール「現代の音楽展'70」 5.ピアノのためのスペクトル第4番 (1971 初演) 平尾はるな(ピアノ) 録音:1972年2月28日 東京文化会館「第6回日独現代音楽祭」 (NHK交響楽団臨時演奏会「現代日本の作品の夕べ」より) ※モノラル

Amazonレビューのレビュー

   ドイツの作曲家カールハインツ・シュトックハウゼンのキャリアにおけるアイロニーのひとつは、音楽に対する彼のラディカルなアプローチの仕方――かつてはもっとも難解な前衛主義の極みであった――が、フィルターを通してポピュラー文化になってしまったことである。
この電子音楽の理論的なパイオニアの影響は、ビートルズのスタジオ実験にも及び（とくに「サージェント・ペッパー」に顕著）、今日のテクノ・レコードのサンプリングにもまだ聞き取ることができる。
   新時代を画した作品「コンタクテ（接触）」（1959～60年）では、聴覚体験の勇ましくも新しい世界が導入され、伝統的な音楽では展開が線的に流れるが、それに代えて、より大きな文脈とはかかわりのないそれぞれ特定の音楽的身振りの「瞬間（モメント）形式」――シュトックハウゼンが“現在”の正当性に意識を集中するときのキャッチフレーズ――という概念を重視する。

発売元のレビュー

Stimmung, pour 6 chanteurs / Singcircle, dir. Gregory Rose