バーバーの楽譜、奏法技術の紹介,評判,レビュー,安売り価格,中古価格

ポーズ集の様な図説　評価：

売り文句にある様に素描などの収録がとても多い。
また、それらは様々な画家の画風に似せて描かれている為、画集やポーズ集の様にも感じる。
ほかの美術向け人体解剖図の本と同様に骨、筋肉の細かい各部位の名称の紹介の後にその部位に対応する前述したスケッチやデッサンがある。
それらには表面から分かる凹凸がどの骨、筋肉に対応しているのか名称のみが載っていたり、同じポーズで中の骨や筋肉が描かれている物もある。
長所は実際に見える凹凸がどうやって出来ているのか一目で分かる事。
また図は様々な画家の真似をしている為、色々なポーズの参考にもし易い。

全てを図解　評価：

写真の資料は全く無く、精緻に描かれた図で筋肉や骨格をひたすら紹介しています。
美術解剖図としては、「やさしい美術解剖図―人物デッサンの基礎（Ｊ.シェパード）」と重なり、また「やさしい人物画（Ａ・ルーミス）」の一部に収録された解剖図に近いものがあります。
ポーズによる見え方の違いなどには触れておらず、決まった向きのパーツの解剖図なので、中級者以上には物足りないかも・・・？淡々とした描写で、初学者には学ぶところが多いと思われます。
分厚い本なので、模写する時に開きっ放しにするのが大変そうです。

発売元のレビュー

人体デッサンの基礎知識―骨格と筋肉構造がよくわかる! 　　の書籍です。

アメリカの軍事論理を問い直す　評価：

筆者はメリーランド大学政治学教授である。
アメリカは民主化を掲げ、アフガニスタン空爆やイラク戦争を「予防戦争」という論理を用い、行った。
しかし、筆者によれば「予防戦争と民主主義は矛盾」する。
アメリカの行ったことは民主化ではなく、単なる予防戦争もしくは、占領行為ということになるのではないか。
さらに民主主義は押し付けることができないものであり、さまざまなカタチの民主主義が存在するのだから、アメリカが行っている「予防戦争」は反対派によるさらなる恐怖を生み出す他ないのである。
つまり、「予防戦争はテロを予防するよりも民主主義を妨害する」ということである。

グローバリズムと単独行動主義　評価：

ブッシュ政権の「予防的先制攻撃主義」という単独行動主義が新自由主義的グローバリズムのハビテュスと極めて親和的であることを論じていることが、本書の長所だろう。
グローバリズムという諸国家の相互依存性と、それに抗うアメリカの主権擁護という「単独行動主義」、この関係をきちんと描いた論考は意外と少ないのである。
ただ、バーバーがオルタナティブとして掲げている「民主主義」の含意は、やはり結局「アメリカ人」なのかとおもわざるを得ないのである。
前著「ジハード対マックワールド」もそうであるが、「マックワールド」に対する批判は然りとしても、そこから疎外された存在＝ジハードに走る存在への内在が浅いのである。