プフィッツナーの名曲作品集の紹介,評判,レビュー,安売り価格,中古価格

発売元のレビュー

Wolf,Markus/Riem,Julian

プフィッツナーを聴いてみよう　評価：

プフィッツナーなんていう作曲家ははじめて聴いた。
生年、没年によると、結構新しい人だということがわかる。
そのわりに、音楽は大変にロマンティックだ。
女性でブラームスを好んで弾く人はそう多くはないが、このレコードの鷲見加寿子氏はそのなかでも貴重な存在だろう。
演奏は手堅く、またこの一般には未知の作家をとりあげたことに感謝したい。
このように派手ではないが中堅どころの音楽家をもっとわが国の音楽愛好家は大切にしなければいけないだろう。
ほかに、ブラームスの小品をおさめる。
ドイツロマン派の世界に思いっきりつかりたい人にはお薦め。

バイオリン協奏曲は隠れた名作　評価：

このプフィッツナーのバイオリン協奏曲は知られざる名作だと思う。
かつてズザーネ・ラウテンバッハーのレコードを、興味本位で買って、もう少し最新録音がないかと探していたものであった。
暗くて瞑想的な1，2楽章が終わり、休みなく慰めるような3楽章が始まったときに、感動した。
これはブラームスを意識した、と書いている人がいるが、だいぶ違う音楽である。
3楽章にはカタルシスがある。