Miaskovsky: Complete Symphonies
中古価格 ¥ 8,773 残り8個
発売元:Warner Classics 発売日:2008-07-15
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圧巻の量を誇るミャスコフスキー。敬意を持って聴きましょう! 評価:
ソ連の交響曲の父とも言われるニコライ・ミャスコフスキーは1881年ノヴォシビルスク生まれ。
チャイコフスキー、ショパンの影響を受けた郷愁溢れる旋律に、シベリウス、ショスターコヴィチ的な内省的側面を併せ持った作風。
当盤はそんなミャスコフスキーが書いたなんと27曲の交響曲の全集である。
もちろん、2010年現在入手可能な唯一の全集であり、今後も唯一であり続ける可能性が高いが、一応、当盤の収録内容を書いておきたい。
まず交響曲全27曲(タイトルのあるものとして第6番「革命」、第10番「青銅の騎士」、第12番「十月革命15周年に捧ぐ」、第18番「10月革命20周年に捧ぐ」、第22番「交響的幻想」、第26番「ロシアの主題による」がある)、それに加えて3曲のシンフォニエッタ(イ長調作品10、イ長調作品32-2、イ短調作品68-2)、さらに「沈黙」「セレナード第1番」「コンチェルティーノ・リリコ」「リンクス」「ディヴェルティスマン」「アラスター」「祝典序曲」「スラヴ狂詩曲」「悲愴序曲」とまさにこの作曲家を俯瞰するかのようなCD16枚圧巻の収録内容である。
発売元のレビュー
20世紀に活躍した作曲家でありながら27に及ぶ交響曲を作曲したことで知られるニコライ・ヤコヴレヴィチ・ミャスコフスキー(ミヤスコフスキー)は、1881年に生まれ1950年に亡くなったロシア/ソビエトの作曲家。
幼少から音楽の道を志してはいたものの、軍人の家庭に生まれたために軍務が優先され、音楽院に入学したのは25歳になってからというミャスコフスキーですが、このとき知り合ったプロコフィエフとは、共作などを通じて親交を深め、その関係は生涯にわたって維持されました。
長年モスクワ音楽院の教授を務めたミャスコフスキーですが、作風の変遷には大きなものがあり、交響曲にしても、聴きやすさを基調にはしているものの、中には実験的で前衛的な要素や、民俗的な要素が認められるものもあり、また、シンプルで古典的なもの、合唱を交えた大掛かりなものから、ブラスバンドのためのものまで多彩をきわめているのが特徴。
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