ラヴェルの楽譜、奏法技術の紹介,評判,レビュー,安売り価格,中古価格

発売元のレビュー

【島村管理コード：15120160907】

出版社からのコメント　

《ダフニスとクロエ》はラヴェルの第一級の作品です。
バレエ音楽全体は40分を越える大作ですが、その第3部をほぼそのまま演奏会用組曲としたこの『第2組曲』は、演奏時間約15分程度で、ラヴェルの代表的なオーケストラ曲として広く演奏され愛好されています。
この全音スコアは、オリジナル出版社のデュラン社版を基本資料に、演奏に使われた同社のパート譜を副資料として使って校訂された新しいスコアです。
スコアを校閲・校訂した内容は詳細なノートをつけています。
まずはスコアの第1ページを開くと、他社版とのいくつかの違いに気が付かれる方も多いことでしょう。

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解説/井上さつき A5サイズ

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ポケットスコア

編集した方の苦労が伝わってきます。　評価：

音楽の授業でも取り上げられるほど有名な曲ですね。
まず、ほかのミニチュア楽譜と比べて一回り大きなサイズになっています。
楽器が増えていくにしたがって五線譜の段数が増え、上下が詰められていきます。
最後は３０段を越え、印刷が擦れていないのが不思議なくらい、小さな音符が並んでいます。
楽器の略称を並べて段数を減らす行為を極力抑え、クライマックスに向けて曲のスケールが大きくなっていく様子を、ミニチュア本に詰め込もうとした編集者の努力に脱帽です。
譜面を見たら、こんなにたくさんの音が鳴っていたのかと、驚くこと間違い無しです。

ボレロの秘密が明らかに！！！　評価：

クラシックが好きな人でないと実感がわかないでしょうが、スコアを見るのもなかなか面白いことです。
たとえば、この「ボレロ」のスコアを見ると、同じ旋律をひたすら繰り返すこの曲がソロ楽器を変え、少しずつ演奏する楽器を増やして大きく、厚みのある音になっていき、クライマックスに向かっていく過程を見ることができる。
他にも、細かい工夫が見えてきたりして面白い。
ラヴェルがこの単調な曲を素晴らしいオーケストラ曲に変えた秘密がわかるかもしれない・・・

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ポケットスコア A5サイズ

管弦楽法の勉強をしたいなら　評価：

原曲はピアノ曲。
ストコフスキーやアシュケナージもオーケストラ用に編曲しているが、このラヴェル版ほど広くオーケストラで演奏されている版はない。
プロムナードの冒頭をトランペットに演奏させているところ、古城のアルトサックスソロ(なお、アシュケナージ版だとイングリッシュホルンを使用している)、こびとでのチェレスタの使用など、作曲法・管弦楽法を学んでいる人にとっては有用な実例として大いに学ぶべき点の多い１冊。