ワーグナー、ワグナーのオペラ、歌劇,の名曲,ベストCD,DVDの試聴,視聴,紹介,評判,レビュー,安売り価格,値段,中古価格

「地域に根差した芸能」から「世界に誇る芸術」へ…ウィーンフィルの歴史的名盤。　評価：

イッセルシュテットと組んだベートーベン「交響曲全集」「ピアノ協奏曲全集」の成功で気をよくしたデッカがウィーンフィルと組んだブルックナー交響曲全集の一枚。
ある意味、ベームのウィーンフィル改革、世代交代の成功による若く力強い音です…ウィーンフィル初の純粋芸術としてのブルックナーと言うのは大袈裟かな(私はシューリヒトやクナッパーツブッシュのブルックナーも好きですが、あれは「至芸」です)そういうベームと若きコンマス、ヘッツェルの意気込みが伝わってくる熱演です…この三番は全てが上手く行ってますね(誰も褒めないが七番も良いんです)。
デッカのアナログなんで音も素晴らしい!三番は解り易い曲だしブルックナー入門の一枚に最適です…つぎは四番ではなく(笑)七番にしましょう。

非常な名演　評価：

作曲者の最終稿をベースとしたノヴァーク版（1958年「ブルックナー協会版」）を使用したベーム/ウイーン・フィルの演奏。
アインザッツから、これは凄いぞ！と思わせます。
1970年の録音ですがウイーン・フィルの瑞々しい音楽が充溢しておりこの年代の録音としては不足はないと思います。
演奏の「質量」の充実ぶりが本盤の決め手です。
フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュ時代のように、指揮者とオケが音楽にのめり込んでいく行き方とは異なり、クール・ヘッドな、しかもノー・ミスが前提の演奏ながら、抜群の構築力を誇ります。
ベームのこの手法はかってのベルリン・フィルとのブラームスの１番などとも共通し、テンポは一定、それを与件としてダイナミック・レンジは最大限にとります。

Product Description　

When he decided to record Wagner's Der Fliegende Holl+ nder, a cornerstone in the musical life of the composer, Marc Minkowski decided to include Dietsch's work on the project, which also got the support of the Palazetto Bru Zane - Centre de Musique Romantique Fran+§aise, a foundation whose vocation is to encourage the rediscovery of the French musical heritage of the years between 1780 and 1920, and gain that repertory the international recognition it deserves. The vocal cast is impressive and led by bass-baritone Evgeny Nikitin as Der Hollander. Les Musiciens du Louvre Grenoble, on period instruments, once again show their amazing range of colors.

カラヤン渾身のオランダ人　評価：

この録音はカラヤンの録音史、古今のオランダ人の録音のなかでも最も壮大、劇的な演奏です。
ワーグナーの世界を逸脱し、完璧な｢カラヤンのワーグナー｣の世界をつくりあげています。
第３幕のオランダ船の船員の合唱はこの船が呪われていることを恐怖感たっぷりに表現し、ゼンタ役のドゥニヤ・ヴェイソヴィチの声は、この演奏の緊張感をさらに増していて、聞いているだけで手に汗握ります。