ヨゼフ・シュトラウスの名曲作品集の紹介,評判,レビュー,安売り価格,中古価格

　

1.J.シュトラウス2世(1825-1899):喜歌劇「こうもり」序曲/2.ヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870):ポルカ・マズルカ「とんぼ」/3.J.シュトラウス2世:ポルカ・ギャロップ「フリオーソ」Op.260/4.エドゥアルト・シュトラウス(1835-1916):フランス風ポルカ「みつばち」Op.54/5.ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村つばめ」Op.164/6.J.シュトラウス2世:フランス風ポルカ「クラップフェンの森で」 Op.336/7.J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「狩り」 Op.373/8.J.シュトラウス2世:ワルツ「南国のばら」Op.388/9.J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「トリッチ・トラッチ」Op.214/10.ヨーゼフ・シュトラウス:フランス風ポルカ「鍛冶屋のポルカ」 Op.269/11.J.シュトラウス2世:ワルツ「春の声」Op.410/12.J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「雷鳴と稲妻」Op.324演奏: ウィーン交響楽団/マンフレート・ホーネック(指揮)録音 2014年1月15-17日 ザルツブルク祝祭大劇場 ライブ収録「ウィンナ・ワルツ」…この言葉を聞いただけで、なんとなく心躍るのはなぜでしょう。

メディア掲載レビューほか　

ルドルフ・ケンペ指揮による、R.シュトラウスの管弦楽曲全集第3集。
R.シュトラウスとは深い関係にあったドレスデン・シュターツカペレ、そしてドレスデン近郊に生まれたルドルフ・ケンペによる、まさに本場ものの一枚。
揺るぎない安定度を示す《ティル》をはじめ、21世紀の今日でもいまだに最高峰の地位にある作品集。
(C)RS

貴重な記録　評価：

このＣＤに収められているのは海賊版やプライベート盤を除けば初出の演奏で、とても貴重である。
バッハは同年のザルツブルグ音楽祭の演奏がＥＭＩから出ているが、こちらも同様の素晴らしいテンポである。
シューベルトは劇的で、オケもうまく反応している。
ドン・ファンはフルトヴェングラー18番の演目だ。
スペイン狂詩曲はかつて別の演奏がfoint cetraから出ていたが、そちら同様貴重なフルトヴェングラーの近代音楽である。

燻し銀のドイツ魂　評価：

カイルベルト・バンベルグ響の来日公演のライブ。
最初の「ティル」から圧倒的音楽を聞かせる。
真顔でジョークを言われているかのような趣だ。
ティンパ二や打楽器が文字どうり大地を揺るがす。
ブラームスも同傾向。
滑らかさを廃した無骨な運びである。
要所要所でティンパ二がものを言う（特に第三楽章）。
最終楽章コーダに向けて蓄積されてゆく力は、まさに横綱のがぶり寄りを想起させ、締めくくりは歌舞伎の大見得の如くである。
マイスタージンガーも推して知るべし。
東京文化会館での録音は、デッドで、全体に高音の伸びが悪いが、それがくすんだような響きを生み出して却って燻し銀の味わいを強調する結果となっている。

文字通りの「クラシック」　評価：

手頃なウィンナ ワルツ作品集といえば数あれど、これはカラヤン、クリップス、クナッパーブッシュという歴代の名指揮者たちに率いられたウィーン フィルハーモニーによる「本場もの」。
録音はいずれも 1950 年代であり、私にとっては父親が LP レコードで聴いていた時代のアルバムだが、これもむしろ雰囲気を感じさせた。
廉価盤なのも嬉しい。

Amazonレビューのレビュー

   3人の往年の名指揮者たちと、ウィーン・フィルの組み合わせによるウィンナ・ワルツのオムニバス盤。
収録曲的に言えば、カラヤンが最も多く、全11曲中7曲が彼の演奏による。
カラヤンのレパートリーに広さは有名だが、こういった小品を巧みにこなす洒脱さももち合わせている点はさすがであり、50歳ころの若々しい気迫が過度でないリリシズムを演出する名演を聴くことができる。
   ウィーン出身のクリップスの演奏は、このCDでは「青きドナウ」「皇帝円舞曲」「南国のばら」といったもっともポピュラーな3曲が収録されている。
いずれも端正で古典的な解釈で入門者でも安心して聴ける内容である。