ヨハン・シュトラウスの名曲作品集の紹介,評判,レビュー,安売り価格,中古価格

踊りの枠を超えた、交響詩風ウィンナ・ワルツ!　評価：

ウィンナ・ワルツといえば、真っ先に思い浮かべるのが、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートだろう。
その時は大概、ウィーン国立バレエ団あたりが、近くの宮殿などから中継で踊りを披露する。
お互いその場に居合わせている訳ではないのだからこそ余計に、演奏と踊り手との呼吸がピタリと合わなくてはつとまらない。
指揮者は常に踊り手の存在を意識しているはずだ。
しかし、チェリビダッケは全く逆である。
踊り手のことなど意に介さない。
彼はバレエやオペラに全く関心がなかった。
歌い手や踊り手を主役にするために自らは脇役に甘んじざるを得ないなど、完璧主義者のチェリビダッケには堪えがたいことだったに相違ない。

内容紹介　

大人気マリンバ奏者、吉岡孝悦と塩浜玲子によるマリンバ・デュオ「ウィングス」待望のファーストアルバム。
「剣の舞」、「アイーダ」「美しく青きドナウ」から「チャールダーシュ」に至るまで、誰もが知っているオーケストラの名曲の数々が華麗なマリンバ連弾作品に生まれ変わる!単なる編曲モノ?いえいえ、これはすごい編曲です! 指揮者の大友直人さん曰く「原曲のオーケストラ作品がまるでマリンバのオリジナル作品のように聴こえてくる」。
演奏はもちろん折り紙つき。
飛翔するウィングスの世界をとくとお楽しみあれ! 〈録音〉五反田交流センター 2013年5月21-23日 DSD録音 ※音楽之友社よりCD完全対応の曲集「マリンバ連弾名曲集 オーケストラをマリンバ一台で」が近日発売予定

アーティストについて　

【吉岡孝悦(マリンバ)】 マリンバ奏者。
打楽器奏者。
作曲家。
7歳よりマリンバ、9歳より打楽器、10歳より作曲を始める。
桐朋学園高等学校音楽科卒業。
桐朋学園大学音楽学部卒業。
ニューイングランド音楽院留学。
マリンバを安倍圭子、打楽器を小林美隆、作曲を別宮貞雄、三善晃、平吉毅州の各氏に師事。
アメリカ、ウクライナ、メキシコ、ブラジル、プエルトリコ、コロンビア、グァテマラ、台湾、中国、韓国、北朝鮮、タイ、トルコにて公演。
日本フィルハーモニー、東京交響楽団、ウクライナフィルハーモニー、カルロスチャベス交響楽団とマリンバ協奏曲を協演。

新しいヨハン・シュトラウスの発見：メロディーの宝庫　評価：

52枚全部を聴いた．音質マニア派には物足りないだろうが，メロディー・マニア派の私は大満足した．時として省略される繰り返し部分やワルツの長い序奏が全て原曲どおりに演奏されているようだ．メジャーな曲や，シュトルツの大全集収録のセミ・メジャーな曲だけでなくマイナーの曲を含む全曲を聴いて，メジャー，セミ・メジャーだけではわからないヨハン・シュトラウスを新発見した．彼は偉大な民衆音楽家，舞踏音楽家なのだった．時として類想的なモチーフに出会うこともあるが，500曲近い作品全てが艶やかで，華麗さに満ちている．ツィーラーの晩年がツィーラー節とでもいうか，パターン化したのとは格段の相違だ．当時のウィーンの民衆はシュトラウスの曲を口ずさみながら，次の曲を待ちわびたことであろう．面白いのは自由奔放なカドリーユだ．自作のモチーフが大部分であるが，ベルディーやビゼーのモチーフを使ったもの，中東欧・バルカンの民謡のモチーフなどが散りばめられている．聴いていて楽しい．ドイツ民謡のモチーフでツィーラーも使っているものもあった．行進曲は，ツィーラーが軍隊風であるのに対し，シュトラウスは華麗だ．私は両方とも好きだ．ワルツ，ポルカなどには多彩なメロディーが踊っている．親交のあったブラームスが，シュトラウスの湧き出て来るメロディーの才能を羨ましがったというのも，うなずける．インデックスが貧困であるのは事実だ．私は表計算ソフトExcelに主要項目を入力してインデックスを自製中だ．出来上がり次第，作品番号順，ジャンル別番号順，初演地別など並べ替えて，一度ならず聴くつもりだ．添付の英語版リーフレット記載のNaxosのURLを開いてみると１曲ごとの詳細な解説が載っている．日本語訳してほしいものだ．ともあれ，メロディーの宝庫，楽しい52枚であった．

ワルツ　評価：

so Good. I own you a lot.so Good. I own you a lot.

かなりオススメ　評価：

ウィンナ・ワルツといえばクラウス＆ウィーンフィルのものが最高というのが一般的な評価かもしれませんが、私はこのボスコフスキー＆ウィーンフィルの演奏も全くひけをとらないと思います。
金管の鳴らせ方はクラウスの方が優れており、その美しさにはただひたすら感服するばかりですが、弦楽器の響かせ方はボスコフスキーの方が上手です。

古めかしさは否めない　評価：

定評のあるディスクだが、今となっては録音も含めて古めかしさは否めない。
とりわけ金と銀は、華やかさ、インスピレーション、味わい、どれを取ってもケンペ／ＳＫＤに遠く及ばない。

万人にオススメできるディスク　評価：

録音時期は1958年～1976年と幅があるが、いずれもムジークフェラインにおけるステレオ録音であり、音質に問題はないと思います。
演奏は、「これぞスタンダード！」という演奏です。
スタンダードといっても「標準的な質」や「退屈な教科書的演奏」という意味ではなく、全てにおいてお手本とすべき素晴らしい演奏であるという意味です。

母も僕も納得の一枚　評価：

僕の母は、大のシュトラウスファンで、クラシック全般に興味がある僕と違い、シュトラウス一筋です。
ワルツが特に好きで、そんな母にポルカ＆マーチが喜んでもらえるか、ちょっと不安でした。
しかし、そんな不安をよそに、クルマのオーディオからこのＣＤの曲が流れてくるのを聴いて、母は満足していることが分かりました。

良い時代になった　評価：

ヘンデルに始まりヘンデルに終わる、というだけで、この編集者がイギリス人であることが知れるようなものですが、シューマン、リスト、ブラームス、ワグナー、ブルックナー、ラヴェル、バルトーク、ストラヴィンスキーといった著名な作曲家の作品が１曲も含まれていないことからしても、単なる「有名曲の寄せ集め」ではないことがわかります。
それは、ある一定の「気分」に沿って、まるでクラブ系DJの感覚のように、全体の流れや統一感を重視し慎重に選択された見事な選曲だと思います。
つまり、この企画者は、初心者向けとかカタログとかいうことではなく（結果的にそうなることがあったとしても）、基本的には現代の生活におけるクラシック音楽の「新しい楽しみ方」を提案しているということだと思われ、そのことに強く共感します。

楽しめる　評価：

カテゴリ的に共通点があまり見当たらない名曲集。
しかし確かに名曲集なので演奏も特に問題ないので楽しめると思います。

66年盤だけれど・・・　

カラヤン＆ベルリン・フィルによるシュトラウス・ファミリーのスタジオ録音はDGで66年、69年、80年（分売された3枚）の3つがあります。
当discは基本、66年の録音によるものです。
シュトラウス2世による「アンネン・ポルカ」と「常動曲」が削除され、代わりに3）ウィーンの森の物語、7）ウィーンかたぎ、8）ピッチカート・ポルカが収録されています。
66年盤を全曲聴くには、いまのところ国内盤SACD～SHM仕様[シングルレイヤー]（UCGG9033）しかありません。
購入の際は、ご注意を。